塗料は主に5種類(アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素・無機)があります。 この種類で耐久性と金額が左右されます。
まずは「何年くらい持たせたいのか」とご予算面などから、上記のうちどれにするかお選びいただくと大きな失敗がありません。 その後でクリヤー、艶消し、遮熱効果、などの付加価値がほしいかどうかご検討ください。
より詳細な塗料の種類については、以下のページもご覧ください
【塗料の種類完全ガイド】屋根外壁塗装のプロが教える特徴と選び方耐用年数を見て、次の塗り替え時期がご家族のライフプランに合っているものがおすすめです。
●10年前後で引っ越す予定がある→ウレタン塗料
●お子様の進学・卒業後まで工事を先延ばししたい→シリコンやフッ素塗料
など、将来のご家族の予定を目安にしてください。
また、20年、30年という長期的なコストパフォーマンスを求めるならば、フッ素や無機塗料がおすすめです。 1回の工事単価は高くなりますが、塗り替え回数が少ない分、コストパフォーマンスが良くなります。
「低汚染塗料」という汚れにくい塗料があります。
「低汚染塗料」とは、汚れが付きにくく、付いたとしても雨水で流れやすくなる塗料のことです。(セルフクリーニング機能とも言います。) 塗装した表面の密度が高いことから汚れが溜まりにくく、また親水性が高いため水と一緒に流れやすくなります。
各メーカー様々な種類の「低汚染塗料」を製造しているので、外壁の汚れが気になる方はぜひ「低汚染塗料」で塗装を行ないましょう。
光触媒塗料とは自然の力で汚れを落とす「セルフクリーニング機能」を有した塗料のことです。
太陽光によって汚れを分解し、雨が降った時に流れて綺麗が持続する効果があります。
さらに空気浄化効果もあり、環境面でもメリットのある塗料です。
しかし、光触媒塗料には注意点もあります。
まず、光触媒塗料は太陽光によって汚れを分解するため、そもそも太陽が当たらない場所にはあまり効果がありません。
また、無機質の汚れ(サビや黄砂、火山灰など)は分解できないので「セルフクリーニング機能」があるからといって絶対に汚れないというわけではありません。
光触媒塗料は他の塗料よりも費用が高くなるケースが多いので、ご自宅の立地や環境などをきちんと考慮した上で選ぶことが大切です。
艶消し塗料というものがあります。
艶を目立たせたくない方や、モルタル吹付などのマットな風合いを残したい方に選ばれている塗料です。
▼艶消し塗料で塗装した外壁
ユーコーコミュニティーでも扱っている塗料なので希望される方はお気軽にご相談ください。
サイディングやタイル外壁であればクリヤー塗料で柄を生かすことが出来ます。
クリヤー塗料は名前の通り透明な塗料なので、サイディング外壁やタイル外壁の柄をそのまま残して塗装する事ができます。
ただし、外壁の劣化が進んでいてひび割れや欠けなどが発生している場合は そういった症状もそのまま残ってしまうので、クリヤー塗装を希望される方は早めに塗装する事をおすすめします。
また、モルタル外壁には使用できませんのでご了承ください。
多彩模様塗料で塗装すれば、粒状の模様を付けることが出来ます。
ALC外壁によくある、表面に粒が吹き付けられたようなデザインの外壁には、多彩模様塗料がおすすめです。 ローラーで色付け塗装をした後に、吹付で粒状の塗料を吹き付けていくため、新築のような仕上がりになります。
①色付け塗装
②粒状塗料を吹き付ける
多彩模様塗料はユーコーコミュニティーでも取り扱っておりますので、ご希望の方はお気軽にご相談ください。
遮熱塗料を屋根に塗ると室内の温度が3℃前後下がったというメーカーの実験結果があります。
屋根は家の中で一番光を浴びる場所なので、遮熱効果をより感じたい方は屋根に塗装するのがおすすめです。
また、白に近い色ほど光を反射するので、より効果を得たい方は屋根の色を明るい色にするとよいでしょう。
ただし、屋根の構造や家の立地環境によってはあまり変化を感じない方もいらっしゃいます。 遮熱塗料を塗ったからと言って必ず室内が涼しく感じられるわけではありませんのでご注意ください。
水性塗料であればすぐに洗えば落ちる場合もありますが、油性塗料やコーキング材は完全には落ちない場合が多いです。
どちらにしても塗料が完全に乾くと落ちにくくなってしまいます。 ご自身で洗う場合は塗料が乾く前に中性洗剤などで洗って落としましょう。
ただし、デリケートな素材(ファーやニットなど)は服を傷めてしまいますのでクリーニングに持って行くことをおすすめします。
水性塗料と油性塗料のペンキの落ち方はこちらを参考にご覧ください。