- 2024.03.28
- 屋根塗装
スレート屋根の耐用年数は20~30年!寿命を延ばすメンテナンスと費用
屋根の点検をしてもらったら、「もう寿命だから葺き替えた方がいい」って言われたけど本当?
スレート屋根って何年が寿命なの?
と気になっているのではないでしょうか。
そもそもスレート屋根はセメントが主成分で作られ、軽くて丈夫な地震に強い屋根として普及しました。
現在では新築の約7割に採用される人気の屋根材です。
ただ、そんな優秀なスレート屋根にも寿命があります。
この記事ではスレート屋根の耐用年数(寿命)をご紹介します。
さらに寿命を縮めないために必要なメンテナンスや、寿命が過ぎたあとのリフォーム工事についても解説しますので、スレート屋根のお家にお住まいの方はぜひ最後までご覧ください。
この記事を読んで、適切なスレート屋根のメンテナンスで長持ちさせていきましょう!
目次[非表示]
スレート屋根の寿命
スレート屋根はその耐久性から多くの住宅に採用されていますが、やはり寿命が存在します。
一般的に、スレート屋根の寿命は20~30年程度とされています。
この期間は気候条件やメンテナンスの状態によって変動しますが、定期的な点検や適切なケアが欠かせません。
何故なら、スレート屋根はセメントが主成分で、表面の塗膜が劣化して吸水するようになると弱ってしまうからです。
スレート屋根が吸水すると、様々な劣化症状が起こり、最悪の場合は雨漏りにもつながります。
そうならないように、適切な時期にメンテナンスすることが大切です。
寿命を示すサイン
スレート屋根の塗膜が劣化すると、サインとなる症状が現れます。
例えば、ひび割れや浮き、コケの発生などが挙げられます。
以下の写真のような症状が出ていたら、寿命を縮めないためにメンテナンスを検討してください。
これらのサインは、定期的な点検によって早期に発見できます。
建築会社やリフォーム店による定期点検を数年おきに受けることをお勧めします。
寿命を延ばすには塗装メンテナンス
スレート屋根の寿命を延ばすために重要な要素の一つが、定期的な塗装メンテナンスです。
塗装は屋根材を風雨・紫外線などのダメージから保護し、素材の劣化を防いでくれます。
適切なタイミングでの塗り替えが寿命を延ばす鍵となります。
塗り替え時期は5~10年ごと
塗り替えの時期は、一般的には約5~10年ごとが適切とされています。
ただし、気候条件や環境によって異なるため、屋根の状態や色褪せ、剥がれが目立つ場合は早めの塗り替えが必要です。
定期点検で劣化サインが見られたら、屋根塗装することをおすすめします。
塗料の種類
塗り替えの頻度に関わるもう一つのポイントは、塗料の種類です。
耐久性の高い塗料を使用すれば、塗り替えの頻度が減少し、結果的にコストパフォーマンスが良くなります。
スレート屋根の場合、シリコン塗料、フッ素塗料、無機塗料などの耐久性が高い塗料がおすすめです。
スレート屋根塗装の費用
塗り替えの費用は、屋根の大きさや形状、使用される塗料の種類によって異なります。
一般的には、平均的な一戸建て住宅であれば50万円から80万円程度が見込まれます。
屋根塗装は足場を組む必要があるため、コスト削減のためには外壁塗装も一緒に行うことをおすすめします。
寿命が来たらカバー工事か葺き替え工事
寿命が迫ったスレート屋根には、カバー工事や葺き替え工事を検討します。
それぞれの特徴や注意点、費用について解説します。
カバー工事
屋根カバー工事は、既存のスレート屋根に新しい屋根材を被せる方法です。
比較的工期が短く済み、コストも低いのが特徴です。
費用は、使用する屋根材にもよりますが、100~150万円程度かかることが多いです。
注意点として、屋根の下地は交換しないため、雨漏りしているなど下地まで傷んでいる場合にはおすすめできない工事です。
葺き替え工事
葺き替え工事は古いスレートを撤去し、新しい屋根材を葺き直す工事です。
これにより、下地から新しく作り直すことが可能で、下地の劣化や雨漏りが発生しているお家におすすめの方法です。
しかし、カバー工事よりも手間と時間がかかり、コストも高めになります。
費用は150~200万円ほどです。
まとめ
スレート屋根の寿命は20~30年程度です。
放っておくと寿命は縮んでしまうので、適切な時期で塗装メンテナンスをすることが重要です。
塗り替えは5~10年が目安ですので、定期的に屋根点検をして、劣化サインに気づけるようにしておきましょう。
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最後までお読みいただきありがとうございました。