- 2024.04.05
- その他
【DIY向け】ウレタン防水のおすすめ塗料3選と取り扱いの3つの注意点
ご自宅のベランダが劣化してきたのが気になるあなた。
「そろそろベランダもメンテナンスしようかな」
「自分で防水をしたいけど、どの塗料を選べばいいの?」
「DIYでやるときの注意点は?」
と気になって調べているのではないでしょうか。
ウレタン防水は塗膜防水ともいわれる種類で、ローラーやハケで防水層を作っていく防水なので、ご自身でもやろうと思われる方は多いかと思います。
ただいざやろうと思っても何を買ったらいいのか、準備したらいいのか分からないですよね。
そこでこの記事では、ウレタン防水塗料の種類とDIY向けの塗料の選び方を解説していきます。
おすすめの塗料もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
さらに塗料の扱い方の注意点もご紹介しますので、DIYで防水をやる方は事前にチェックしていきましょう!
DIYでも防水を長持ちさせていくために塗料選びは肝心です。
ぜひ最後までご覧ください!
目次[非表示]
ウレタン防水塗料の種類
ウレタン防水塗料は「ウレタン防水材」とも呼ばれ、屋上やベランダの防水に使われる液状の材料です。
耐用年数は約8~10年ですが、その種類は多岐にわたります。
DIYで選ぶ際に注目すべきは、「1液性と2液性」と「特殊効果の有無」の2点です。
① 1液性と2液性
ウレタン防水材は大まかに「1液性」と「2液性」に分かれます。
1液性は混ぜずにそのまま使用可能で初心者にも使いやすいです。
一方、2液性は塗料缶と硬化剤の混合が必要で、耐久性や防水効果が向上しますが、調合には注意が必要です。
手間がかからない分、1液性の方が少し金額が高い傾向にあります。
② 特殊効果の有無
ウレタン防水材には、「遮熱効果」や「滑り止め」などの特殊な効果を持つものがあります。
ベランダや屋上の下のお部屋の暑さが気になる方は遮熱効果入りの塗料、
滑る心配を減らしたいなら滑り止め塗料、など、ご自身が必要な機能が入ったものを選ぶのもおすすめですよ。
品質を重視するなら、プロに頼もう!
金額よりも仕上がりのクオリティを優先する方は、専門業者に作業を依頼することをおすすめします。
防水工事は各工程ごとに必要な材料の量や、乾燥にかかる時間、手順が厳密に定められています。
そのため、通常作業を行わない方が自ら行うと、ミスの可能性が高まります。
工程にわずかなミスがあるだけで、せっかくのDIYも剥がれやすくなり、修復には無駄な時間や費用がかかります。
DIYで頑張ることもできますが、リスクを避けつつ品質を確保したい場合は、プロの専門業者に依頼するのが得策です。
【DIYにおすすめ!】ウレタン防水塗料の選び方
1液性と記載があるものを選ぶ
まずはパッケージを確認し、「1液性」と書いてあるものを選びましょう。
硬化剤をわざわざ買って混ぜる必要が無く、初心者でも扱いやすいからです。
2液性は混ぜる量の誤りやムラによって失敗するリスクも多いので、簡単に使える1液性を選びましょう。
下塗り材+防水塗料+トップコートがセットになっているものを選ぶ
ウレタン防水塗料は、下塗りとトップコートも含めて、必要な材料すべてがセットになっているものを購入しましょう。
バラバラで購入すると材料に過不足が出てしまうリスクがあるからです。
特に、下塗り塗料と防水材の相性が良くないと、剥がれなどの不具合が出てしまう可能性もあります。
セット販売されているものであればそのような失敗は防げますので、セット商品の購入をおすすめします。
※製品によっては、防水材とトップコート(仕上げ材)が同一塗料のものもあります。詳しくは塗料の仕様書を確認するようにしましょう。
【状況別】DIYにおすすめ!ウレタン防水塗料3選
①小さい面積を無駄なく施工したい方におすすめ
フローン01ベランダセット
<施工できる面積>5㎡程度
<おすすめポイント>
下塗り、防水材、トップコートが入ったセットです。
少量なので小さいスペースを手軽にDIYしたい方におすすめです。
②滑り止め効果が欲しい方におすすめ
ニッペホーム 水性屋上防水塗料セット
<施工できる面積>16~20㎡程度
<おすすめポイント>
国内の大手老舗メーカー日本ペイントの販売するDIY用塗料です。
トップコートは無く、防水塗料を2回重ねて塗るタイプなので、材料が2缶だけとシンプルです。
③滑りにくさと遮熱効果が両方ほしい人におすすめ
EF水性ウレタン防水材ミズハ
<施工できる面積>10㎡程度
<おすすめポイント>
遮熱効果あり+滑りにくい仕上がりにできるのが特徴です。
日当りの良い南のベランダなど、下のお部屋の暑さ軽減と、ベランダの歩きやすさ両方を求めたい方におすすめです。
ウレタン防水材を使用・保管する際の注意点3つ
最後に、ご自身でウレタン防水塗料を使うときの注意点を3点解説します。
水が入らないようにする
ウレタン防水材は塗装して乾燥した後は水に強い特性がありますが、塗装中に水分が混ざってはいけません。
作業前に施工面や道具が濡れていないか確認し、水が入り込むことを避けましょう。
また、雨天時や湿度が高い日は施工を避け、作業面を十分に乾かすことが重要です。
数日に分けて作業をするときは、保管時にきちんとふたを閉める、等も気を付けてください。
下塗り材、防水塗料、トップコートが混ざらないようにする
ウレタン防水工事では、下塗り材、防水塗料、トップコートの順に施工することが一般的です。
ただ、1回ごとに乾かしてから次の工程に入りますので、
×乾く前に塗る
×他の塗料が付いたハケ・ローラー・バケツをそのまま使いまわす
といったことが無いように注意してください。
火を使う物を近くに置かない
ウレタン防水塗料は火気の無いところで扱いましょう。
耐火性がないため、引火すると火事の原因になる危険性があるためです。
作業中も、近くでたばこを吸うなどしないようご注意くださいね。
まとめ
ウレタン防水塗料のDIYには、まずは扱いやすい「一液性」のものがおすすめです。
状況に応じて「遮熱効果」や「滑り止め効果」入りのものもお選びいただけます。
材料はセットになっているものを購入すると、失敗が少なくて安心です。
使用・保管時の注意点などもきちんと守って、DIYを楽しんでくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。